歴史探偵

趣味の歴史、地理ネタを中心にカルチャー全般、グルメについて書いています。

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広島 浅野家の至宝 よみがえる大名文化@広島県立美術館・感想

浅野家が所有していたお宝を知る。 広島の江戸期の大名と言えば浅野家 ざっくり知ろう広島の浅野家 大名家にとってのお宝の意味がわかる 大名家随一の絵画コレクション! 日本美術の(一般的な)見方もわかる 最後に〜広島で文化財を鑑賞するということ〜 会…

令和”最初の日” 東京点描

「日本人であること」を感じる日。 二重橋前で警備にあたってらっしゃる皇宮警察の人 “令和”に染まる日本 原宿駅がメチャ混んでいる! 皇居の混み具合はそれほどでもなかった 「ここにいても何もないよ〜」と呼びかける皇宮警察の人 東京メトロの案内表示板…

「剣璽等承継の儀」の“剣璽等”って何だ?

天皇の地位を表す象徴。 NHKニュースの解説が良かった! 出演者 剣と璽は「三種の神器」 剣璽等の”等”には何が含まれる? 御璽が”内乱のきっかけ”になることも NHKニュースの解説が良かった! 新天皇がその地位につかれるための儀式、「剣璽等承継の儀」。そ…

必見!木彫りアート〜柴又帝釈天 参拝記〜

帝釈天の木彫りは一見の価値あり。 春うらら 柴又をお散歩したい! 柴又の風土から生まれた文化的景観 文化的景観とは? 参道のお店は農家の副業から生まれた 日蓮宗のお寺には”題目塔”あり 柴又名物・草だんごは外せない 1分で分かる柴又帝釈天 正式名称…経…

「令和」にまつわる報道 新聞5紙 読み比べ

新聞で「令和」と元号について学んでみた。 改元発表の翌日 新聞5紙を買う 典拠になった文章は… 蘭とはいわゆる”ラン”ではない 元号ってそもそも何? 年号と元号は何が違う? 今のような形で元号を決めるようになったのは昭和54(1979)年 元号に頻出の漢字…

旧東京音楽学校奏楽堂・訪問記

日本の音楽教育の黎明期を知る。 日本の音楽教育はここから始まった 入場料は300円 奏楽堂は上野公園のここ! もともとは東京藝術大学のキャンパスにあった 建物を見れば”和洋折衷”が分かる 防音の仕組みが超アナログ! 日本音楽教育史の偉人たち 伊澤修二〜…

現存する12天守を一気に見る〜姫路・兵庫県立歴史博物館〜

姫路城はやはり”頭抜けた”城。 城の模型がズラリと並ぶスポット 12の天守を比べてみよう! 丸岡城 犬山城 丸岡城(左)〜現存最古の天守〜 犬山城(右)〜5つある国宝天守の一つ〜 松本城 彦根城 松本城(左)〜国宝・黒漆塗りが美しい〜 彦根城(右)〜国宝…

梅を10倍面白く愛でる〜その歴史をたどる〜

日本人は梅とどうつきあってきたか。 梅をもっと味わうために 梅は中国のもの 桜は日本のもの なぜ天神や天満宮に梅が植えられてるのか 梅には霊力がある? 新元号「令和」の典拠にも梅 最後に 梅をもっと味わうために 先日(2019年2月16日)、皇居の東御苑…

大手町駅から至近距離 プチ歴史散歩

10分あれば江戸時代にタイムスリップ。 大手町の”地名の由来”を訪ねて 出口は間違えぬよう!”C13b”で 江戸城の正面は”東京駅方向ではない” 大手門は2つの門から出来ている 高麗門は江戸時代のもの 渡櫓門は昭和のもの しかし江戸時代のものも… 大手門は”戦争…

JR代々木駅 地形的・歴史的マニアック案内

"地味な"駅なりに見るところはある。 代々木駅は地味だけど… 代々木駅は新宿駅と近すぎる! 代々木駅にはホームの段差がある! 総武線の勾配を確かめてみた 代々木駅は"代々木"ではない? 最後に 代々木駅は地味だけど… 自分のJRでの最寄駅となると「代々木…

大塚駅前 "石柱の神社"を探索する〜大塚駅南口・天祖神社〜

繁華街に突如現れる”村の鎮守”。 やたらと目を引く石柱 石柱を揮毫したのは大物だった! ん、あれは鳥居じゃないか? 飲食店色が濃い商店街 天祖神社 発見! 巣鴨村の鎮守だった! 祭神は伊勢神宮と同じく天照御大神 大空襲と”三業地”の記憶 最後に やたらと…

大塚は”芸妓さん”の街だった~大塚駅南口・三業(さんぎょう)通り~

「昭和30年代は、三味線がチントンテンと鳴っててね…」(お蕎麦屋さんの証言) 大塚には「三業地」があった 大塚の三業地はどこにある? かつての三業地を歩いてみる! 今でも三業地の組合がある! ”蛇行”と”高低差”が示す川の存在 お寺の大きな看板を発見!…

闇(ヤミ)市名残の横丁~池袋東口・美久仁(みくに)小路~

池袋に”戦後間もない頃”の雰囲気を感じる。 古い写真の貼ってある横丁を発見! 美久仁(みくに)小路の場所ってどこにあるの? 新書で見つけた横丁の記事 戦後、池袋駅周辺にはヤミ市からスタートした 横丁は”何でもあり”だった 池袋は”駅から少し離れたエリ…

うさぎに子宝を祈願する〜京都・岡﨑神社 訪問記〜

境内にはうさぎがいっぱい! 京都を代表する子宝祈願の神社 もともとは都を護るお社だった うさぎは”子宝”の象徴 ”豚”が子孫繁栄の象徴であることも いちばん”霊験あらたか”なのはこのうさぎ! 絵馬にももちろん”うさぎ” 最後に アクセス 京都を代表する子宝…

明治人の心意気!〜世界遺産・富岡製糸場 訪問記〜

明治・開国期。西洋に追いつこうとしていた日本人の心意気。 富岡製糸場 初訪問! 一番近くて安い駐車場はここ? ざっくり知ろう 富岡製糸場! まずは解説動画を見ちゃおう! 極私的ポイント解説 富岡製糸場ってなに? 幕末〜明治ごろの生糸はとても重要な輸…

豪壮な建築、秀麗な仏像群〜東寺・参拝記〜

建築、仏像、歴史…全てがすごい寺。 "京都のシンボル"の内部が観られる! 東寺は境内の"広大さ"が気持ちいい 建築当時が偲ばれる五重塔内部の”荘厳さ” 金堂の”内部空間”が圧倒的! 講堂の「立体曼荼羅」が圧倒的! 最後に アクセス・会期 「京の冬の旅」会期…

丹後・伊勢神宮ゆかりの神社〜籠(この)神社・参拝記〜

天橋立は"聖地"だった。 "元伊勢"という言葉を知っていますか? 観光船で海を渡る 観光船がモーターボートか それが問題だ 日本三景と並走する 天橋立に"神を感じた"古代の人々 ”元伊勢”は海からすぐ 丹後国随一の社格を誇る 社殿も確かに”伊勢っぽい” 五色…

博物館に初もうで イノシシ 勢いのある年に@東京国立博物館・感想

亥年の年頭に「猪」を学ぶ 亥年の念頭に「猪」を学ぶ 年始の空気は日常へ 東博に向かう 展示はとてもコンパクト グッと来た「猪」はこれだ! 1.イノシシと干支 玉豚 2.イノシシと人との関わり 猪形土製品 埴輪 矢負いの猪 3&4.仏教のなかのイノシシ 摩利支天…

"格安で第九"からの"大門(だいもん)飲み"

コンサートの後の一杯。最高。 第九を聴いて年納めをしたい! 今年の第九は1000円で! 大門(だいもん)には大門がある! オーケストラはプロ・アマ混合 だからチケットも安い⁈ 開演20分でも席は比較的余裕があった 最前列だと、CDとは違う音がきこえた! 弦…

シャトー・メルシャンワイン資料館 訪問記

日本ワインの歴史を知る。 ”ワインの郷”のミュージアムに行ってみた! 日本ワインのパイオニアの写真がお出迎え 展示冒頭の白黒動画は必見! ワインの製造も木製の器具で パイオニアたちの留学は”背水の陣” 本格ワインの普及までおよそ100年かかった ワイン…

ドラマ「逃げ恥」のお寺に行ってみた~山梨県甲州市・大善寺 訪問記~

別名「ぶどう寺」。ワイン付きの拝観券がある。 逃げ恥で胸キュンのシーンがあったお寺 勝沼ぶどう郷駅は一見の価値あり 山梨県は美しい土地 ”ぶどう郷”の駅というだけはある いざ”ぶどう寺”へ 山梨には大工集団がいた! 戊辰戦争の舞台にも 滅亡直前の戦国…

「作品の中の大田区」@大田区立郷土博物館・訪問記

ざっくりつかもう、大田区という土地。 地元ローカルの博物館・資料館はおススメ! 最寄駅から徒歩5分!大田区立郷土博物館 絵画でわかる大田区~ものすごく多彩な表情を持つ土地~ 大田区には伝統工芸がある!〜大森麦わら細工〜 大田区には(ネタの豊富な…

ざっくり平成史

コンパクトに振り返る30年。 昭和63(1988) 音楽・芸能 J-POPという言葉が生まれる 平成元(1989) 社会 1月7日昭和天皇崩御 皇太子明仁親王が皇位継承 1月8日「平成」と改元 手塚治虫、逝去 女子高生コンクリート詰め殺人事件 経済 消費税、3%…

本「日本史のツボ」感想⑥〜日本はいつから一つなのか〜

日本史というものはない。地域史があるだけ?! 日本はいつから”一つ”なの? 自分は京都府の生まれで、20代後半までずっと関西にいました。普段は"日本は一つ"と何の疑いもなく日々過ごしてるんですが、東北とか行くとその感情が少し揺さぶられます。 その地の…

"蔵のまち" 秋田県横手市増田地区・訪問記

"蔵"に凝縮された雪国の美意識。 こんな蔵があったのか! ざっくり分かる"蔵のまち" 豪壮豪華な蔵 かつての薬屋さんの看板 これはアートか宣伝か 蔵 3連発の敷地 蔵の天井は高い!! 最後に 補足 公共交通で行くにはちとツラい… こんな蔵があったのか! 日本…

代々木八幡宮例大祭・訪問記(2018年9月22日@代々木八幡宮)

”縄文の一等地”でお祭りの屋台をめぐる。 地元の神社のお祭りに行ってみる 代々木八幡宮の土地は高低差として高い! 縄文時代には一等地だった⁈ いや〜 けっこう混んでます 金魚すくいは300円と500円あり 境内でゆったり過ごすならココ! 渋谷の”局所的な”歴…

ブラタモリ那須・感想〜人間が不毛の地に挑んだ記録〜

過酷な環境だからこそ達成されることがある。 素直なテーマ設定 明快な対象エリア設定 矢継ぎ早だった前提情報 タモリさんの発見感から”ドライブ”する 今回いちばん面白かったのはここだ! タモリさんだからできる番組 最後に 素直なテーマ設定 冒頭はいつも…

本「戦乱と民衆」・感想&ポイントまとめ②

民衆は足軽にもなるし、悪事だってはたらく。 「応仁の乱」で大ヒットを飛ばした呉座勇一さんの章 足軽ってそんな単純なものじゃない 土一揆ってなんだろう? 「武士が味方する土一揆」「武士を倒す土一揆」 応仁の乱の時期に土一揆が消える不思議 最後に〜…

横手市の”まち再発見”にトライ!~秋田県横手市十文字地区~

眼を持てばどこでも観光できる。観光地にできる。 秋田でまち再発見にトライする! ユニークな地名は本当にある交差点から 駅近くの倉庫も歴史の生き証人 水田で鉱山の負の一面を知る 雨を乞う農家の想いが形に 最後に おまけ〜ランチは”十文字中華そば”〜 …

本「戦乱と民衆」・感想&ポイントまとめ①

語られてこなかった民衆のリアルな姿。 戦乱と民衆 (講談社現代新書)作者: 磯田道史,倉本一宏,クレインス・フレデリック,呉座勇一 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/22 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る サクサク読めるのに内容は濃い…