歴史探偵

趣味の歴史、地理ネタを中心にカルチャー全般、グルメについて書いています。

令和”最初の日” 東京点描

「日本人であること」を感じる日。

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二重橋前で警備にあたってらっしゃる皇宮警察の人

 

“令和”に染まる日本

「平成」が終わり、「令和」の時代が始まりました。

子どもの頃は「元号が変わったって何も変わらん。同じが日常がずっと続くだけやろ…」みたいに思っていましたが、やはり大人になると暦が改まることの、心理的な影響力って大きいな、と感じますね。気分も一新される気がして、何か新しいこと始めようかな、とか思い始めちゃったりとか。たかが改元、されど改元です。

あと、何より「自分が日本人の一人なんだな」って感じます。日本人だからこそ、この時代が変わった感を共有できる。メディアは改元のことばかりやってるし、自分の周りでも令和の話題ばかり。国民としての妙な連帯感が生まれているような気がする。季節外れの”お正月”みたいな感じです。

逆に言うと、この連帯感に息苦しさを覚える人もいるかもしれないですね。「自分、そんなに改元に興味ないんですけど」みたいな。

あと、この連帯感が変な方向に走ったりすると、戦前のように、国が戦争への道まっしぐら、というようなこともあるのかな、とも思います。よくも悪くも、すぐ一色に染まりやすい国民ですね、日本人は。

さて、そんな令和初日(5月1日)。改元の空気を一番味わえるんじゃないか、ということで皇居に行ってみることにしました。特段、何の行事もないことは承知していたのですが、あとで振り返ったとき、良い記念になるのかな、と。

そんな気分で出かけた折、目にした東京の点景について記しておきます。

 

原宿駅がメチャ混んでいる!

家を出て、地下鉄・二重橋前駅を目指します。代々木から原宿に行き、千代田線に乗り換えようとしたところ、原宿駅の混雑が半端なかった。

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明治神宮で、改元初日の御朱印をもらいに参拝し、帰る人たちのようでした。報道によると最大10時間、行列に並んだ人たちもいたとか。ほんとご苦労さまです。

 

皇居の混み具合はそれほどでもなかった

千代田線二重橋前駅で降りて、皇居を目指します。

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二重橋を目指したのにはさして根拠はないんですが、報道でよく二重橋を見かけるので、「何となくあの辺りに行けばいいのかな」という気分でした。

地上に上がると、こんな感じ。

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雨が降っていたということもあってか、そんなに混んではなかったです。

「令和」が入った日付の看板を見つけて、ちょっと興奮。

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皇居外苑の芝生に関しての看板だから、さすがに西暦で記すわけにはいかなかったんでしょうね。

こちらが二重橋前の様子。

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ここもそれほど混んではなかったんですが、何もイベントが予定されていないのに、ここまで人が集まっているのが逆にすごいのかも。さすが改元パワー。

「ここにいても何もないよ〜」と呼びかける皇宮警察の人

場所を坂下門に移しました。ここにも、自分と同様「何となく皇居に来てみた」という人が集まっていました。

そこで警備にあたってた皇宮警察の方が「皆さんが集まっているから、私たちは警備しているだけで、ここでは何のイベントもないよ〜」と呼びかけてらっしゃいました。

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雨の中、ほんとご苦労さまでした。

 

東京メトロの案内表示板にもお祝いのメッセージが! 

皇居に行った後、水天宮で用事を済ませ、帰ろうとしていた時、東京メトロの案内表示板に、新天皇御即位へのお祝いメッセージが。

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文面は以下の通り。

奉祝 天皇陛下の御即位を謹んでお祝い申し上げます 令和元年五月一日 東京地下鉄株式会社

間違いなく、この日しか見ることのできないメッセージ。なんか得した気分になりました。

 

お祝いの酒は早めにゲットしよう!

夕飯の買い物のため、渋谷・東急東横店の地下のスーパーへ。

すると、令和改元をお祝いするラベルがついたお酒を発見!

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九州は鹿児島の芋焼酎です。

ただラベルがついているだけですが、改元気分を盛り上げたくて買うことにしました。本当は「日本酒の方が正月のおとそみたいでいいな」と思ったんですが、そちらはお昼くらいに売り切れてしまったそうです。みんな考えることは一緒だ。

 

最後に

令和初日。東京をぶらぶらしてみると、そこここで改元気分を味わうことができて面白かった。次回、改元があったとしたら、御朱印もらうのも、お祝い酒を買うのも、早め早めを心がけたいな、と思いました。