千鳥ヶ淵だけが花見スポットじゃない。
内堀通りの桜並木
- 千鳥ヶ淵はやはり混む
- 桜のガイドMAPを入手せよ!
- 千鳥ヶ淵…とにかく大量の桜が見たい!
- 北の丸公園…芝生の上でゆっくりくつろぎたい
- 内掘通り…街中の桜並木の下を歩く
- 靖国神社…お祭り気分でならココ?!
- 最後に
千鳥ヶ淵はやはり混む
桜が見頃になると、花見の名所としてテレビでもその名前が連呼される「千鳥ヶ淵」。確かに見事な桜並木なんですが、その分、人もたいへん多いです。
これが今年の3月30日の様子。桜は木にもよりますが、ほぼ見頃を迎えていました。
ご覧いただければわかるように、なかなかの混雑ぶり。ギュウギュウで苦しい…というほどではないものの、周りを気にしながらゆっくり歩かざるを得ませんでした。写真も遠慮がちに立ち止まって撮ったり。
これが夜のライトアップ時になるともっと人が増えるといいます。なかなかタイヘンだ。
でも千鳥ヶ淵以外に目を向けると、その周辺でもっとゆっくり桜が楽しめるところもありました。自分の備忘録も兼ねて、ここにまとめておきます。
桜のガイドMAPを入手せよ!
千鳥ヶ淵を歩いていると、テント張りの臨時の観光案内所が出ていて、「千代田さくら祭り2019 公式ガイドMAP」というのを無料で配布しています。
これがなかなかいいんです。千鳥ヶ淵周辺の桜エリアが網羅されています。
中のMAPの一部がこれ。
「千鳥ヶ淵以外にも、けっこう桜見るとこあるじゃん!」と思いました。
※3月30日、31日限定で、無料バス丸の内シャトル「さくら祭り号」が運行されていたようです。
千鳥ヶ淵…とにかく大量の桜が見たい!
とにかく桜を大量に、浴びるように見たい、という方はやはり「千鳥ヶ淵」ですね。MAPで言うとこの辺りです。
地下鉄半蔵門駅もしくは九段下駅が便利です。
こんな風に桜も豪華。
菜の花の黄色と合わせて楽しめるところも。
ただやはり難点は人が多いことですね。それに尽きます。
北の丸公園…芝生の上でゆっくりくつろぎたい
たくさん桜を見なくていいから、飲み食いしつつゆっくりしたい、という人は「北の丸公園」がおススメです。
地下鉄九段下駅が便利です。
北の丸公園だと、写真のようにレジャーシートを広げられる芝生があります。
ここ、意外と穴場スポットではなかろうか。千鳥ヶ淵ほど有名じゃないですしね。
また北の丸公園でも桜並木を歩きながら楽しめるところも。
人も千鳥ヶ淵を歩くことを思えば全然少ないです。
田安門の意外なスポット
さて、ちょっとだけ桜から寄り道。
こちら北の丸公園の出入り口にある「田安門」です。九段下駅から日本武道館へ行く時も通る門です。
この門、大部分が江戸初期(寛永13年)に造られた遺構がそのまま残っていて、たいへん貴重なものだそう。
さて、その田安門の脇の石段を上がって行くと、神社ふうの建物が。
ここは「弥生慰霊堂」。警視庁と東京消防庁の殉職者を祀っています。
元々は明治18(1885)年、本郷の弥生(あの弥生時代の土器が発見された”弥生”です)に建てられた弥生神社というお社でした。その後、場所は転々とするも、ずっと警視庁の管轄下にありました。
しかし戦後、警視庁による管轄は許されなくなり、元警視総監などの有志が「弥生廟」として管理することになりました(その後「弥生慰霊堂」に改名)。
「へえ〜そんな施設があったんだ…しかもこんなところに」という感じでなかなかの隠れスポットだと思います。
弥生慰霊堂に向かう石段から見た桜と田安門のコラボもまた一興。
内掘通り…街中の桜並木の下を歩く
桜の話題に戻ります。
MAPで見ると、「内堀通り」には桜がないかのように思えます。
でも実際はけっこう咲いています。こちらは内堀通りの陸橋の上から見たところ。
周りに桜の名所が多すぎるから誰も言及しないだけで、これだけ咲いていたらふつうは桜のスポット扱いされるのではなかろうか。
わざわざ皇居付近には行きたくないけど、街中で軽く桜を見たい、という人にはぴったりのストリートです。
靖国神社…お祭り気分でならココ?!
実はこの日、お花見時期の靖国神社に初めて行きました。
で、驚いたのが屋台の数の多さ。
動画にするとこんな感じです(銅像は、日本の近代軍隊を整備した大村益次郎)
こんなにも屋台出ているんですね…。お祭り気分で楽しむなら靖国神社でキマリのようです。厳粛なイメージのあった神社なので、ほんと意外だけど。
最後に
3月30日の桜。見頃ではありましたが、日当たり具合などによってまだ蕾のままの木々もけっこうあったので、今週いっぱいは楽しめる気がします。
今日は、新元号「令和」も発表されました。そこで先日の句会で作った一句で締めておきます。
桜前線二つの時代を北上す
北海道では”令和”の桜で満開でしょうね。