身のたけに合った思想・哲学の話
躁うつ病とは何かーを通じて「人間」に迫る。 躁うつ病の経験から見えてきたこと 精神病理学と哲学から考える 精神病理学との出会い 精神病理学とハイデガー 言語vs身体 人間に迫る際の2つのアプローチ 日本の戦後の論壇の事例 21世紀の思想界は「言語」→「…
うつ病を理解するのは難しい。 ”うつは「こころの風邪」”という表現の両義性 うつは意欲が低下するのではなくて、能力が低下する ”うつ状態”と”うつ病”―日常用語と医学用語が紛らわしいという問題 うつの人への声かけは難しい うつ病の原因の特定は難しい 新…
あまりにも知的に誠実すぎるがゆえに。 キーワード① 被害者 韓国をめぐる「被害者性」 日本政治における「被害者性」 キーワード② ごっこの世界 補足:與那覇さんの実体験から~大学に集う「進歩的知識人」の実態~ 第1章の「わたしが病気になるまで」を取り…
日本建築の個性を取り出す。 建築の日本展@森美術館(六本木ヒルズ)に行ってみた。 最近自分の中でとても建築が流行っている。建築は「建物のデザインはこうあるべきだ!」という建築家の独創や個性が表現されているのに、同時にその作品(建物)は、街の中…
物質によって、建築は決定的に規定される (展覧会冒頭の「ごあいさつ」より) 物質と”対話”する建築家 東京で、日本で、見られる作品群 アクセス抜群のロケーション 「くまのものー隈研吾とささやく物質、かたる物質」@東京ステーションギャラリーが無類に…
間違いなくシリーズの最高作!(まだ3話だけど) コンフィデンスマンが活躍できるアートという世界 今回もありがたい箴言が一つ 芸術の価値ってなんだろう? ますます輝く長澤まさみ 小ネタも冴えるこのドラマ。ますます楽しみ コンフィデンスマンが活躍でき…
かつてNHK「ニッポンのジレンマ」で唸るほど賢いな、と思った人がいた。 知性は死なない 平成の鬱をこえて 作者: 與那覇潤 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/04/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 自分の”知的ヒーロー”の待望の…
学問が”役に立つ”というのはどういうことか。 ニッポンのジレンマ@広島 広島大学ってどんな大学? 大学のグローバル化について 文系と理系について 大学に行く意味はあるか 広島大学で学ぶ意味 最後に ニッポンのジレンマ@広島 NHKのEテレ「ニッポンのジレン…
『法華経』が世に出てきた理由が最高によく分かった! 仏教の合理性に惹かれる 法華経ってどんなお経? 法華経の誕生と伝来 法華経の舞台 法華経誕生までの背景 原始仏教(初期仏教)の時代 紀元前3世紀末まで 紀元前2世紀ごろ 紀元前後ごろ 紀元1世紀末~3…
日本人を縛る”空気”の正体について名言が続出。 名著「空気の研究」とは? 「空気」は絶対明示的に語られず、感じて自分で解釈しなければならない 「空気」はそれぞれの人が考えていることと必ずしも一致しない 空気は異論・反論があることはありえない。 な…
「歴史の終わり」と”ビートたけし”の浅からぬ関係。 2月3日に参加したトークイベント感想の続編です。前編はこちら。 candyken.hatenablog.com 前編の感想の最後に記したように、トークの中で大澤聡さんが「ぼくらは歴史以後を生きている」ということを話さ…
ニッポンのカルチャーの頂点は90年代なのか。 NHKの「ニッポンのジレンマ」という番組を愛好している。 ニッポンのジレンマの、少しポップなテイストで社会の問題を考えてみましょう、というスタンスが好きなのだ。放送開始当初(2012年1月1日)からほぼだい…
オバマとトランプはどちらも”エリートではない"らしい。 もちろん2人は一流大学を卒業している。オバマはハーバード大学で、トランプはペンシルベニア大学ウオートン校(ビジネススクールとしては超一流)。一般的には両人ともスーパーエリートの部類に入る…
変革期の偉人の思想は似通っているのかも 100分de名著「南洲翁遺訓」第一回を見る。 講師役は日本大学教授の先崎彰容(せんざき・あきなか)さん(いかにも倫理や哲学を専攻されてそうな理知的な名前)。先崎さんはNHK「ニッポンのジレンマ」で何度か拝見し…