東京近郊、鉄オタが集う名所。
東京近郊で過ごしたい休日にピッタリの場所
まずこちらの動画をご覧ください。
海のすぐそばに駅があって、まるでプラットホームが海の上に浮かんでいるように見えます。
ここは海芝浦駅。
京浜東北線の鶴見駅から、鶴見線に乗り換え、支線の終点まで乗ると、そこが海芝浦駅です。
地図で示すと、この辺りです。
連休中、この"海に浮かぶ駅"に妻が行ってみたい、というので、それならば、と5月4日にふらっと行ってきました。
今回の10連休。日本の(世界の?)どこに行っても混むだろうということで、遊びに行くにしても東京及びその近郊と決めていました。ここは、その狙いにピッタリの目的地でもありました。
鶴見駅で「鶴見線」に乗り換える
こちらが鶴見駅の鶴見線ホーム。
待っているのは鶴見線の電車。京浜東北線のスカイブルーではなく、イエローのラインが入っています。
ホームには鶴見線の案内が。
赤が本線。黄と青は支線です。海芝浦駅は青の支線の終点です。
海芝浦駅行きの電車の本数は少ない!
ちなみに海芝浦駅行きの電車は本数が非常に少ないのでご注意ください。時間帯によっては 1時間に一本ない時もあります。
京浜工業地帯をゆく
電車の中は、いかにも鉄道好きといったふうの少年がちらほら。海のキワキワにある海芝浦駅の景色は鉄道好きの男の子をくすぐるものがあるんでしょう。
車窓からの景色は、鶴見駅周辺のマンション群が見えなくなると、あとは工場ばかり。
あの小学校だか中学校の社会の時間で習った「京浜工業地帯」のど真ん中を突き切っている感じがします。ずっと日本のモノづくりを支えてきた場所だったんでしょう。
海芝浦駅は公園が備わっている
電車に乗ること12分。海芝浦駅につきました。
ものすごい潮の香りがしました。
プラットホームはこんな感じ。
この日は休日でしたし、ほぼ100%観光客でしょうね。みんな思い思いに海の景色に向かってシャッターを切っています。
こちらはホームから見える構造物について解説している看板。
いちばん目立っていたのは「鶴見つばさ橋」でした。あの橋がなかったら風景にアクセントがなくてさびしかったでしょうね。遠くには横浜ベイブリッジも見えます。
駅からはスイカをピッとタッチして外に出ることができました。
外に出ると、右手いは大きく「TOSHIBA」と書いた出口が。
「これより先は、東芝エネルギーシステムズ(株)構内です。当社に御用のない方は、入場できません」とあります。本来はこの工場のためだけに造られた駅なんですね。こういう駅、日本の他の場所にもあるんだろうか。
さて、その東芝方向への出口を出ず、まっすぐ進むと細長い公園があります。
看板にあった説明書きを引用します。
1997(平成9)年、この景観を一人でも多くの方々に見ていただこうと、海芝浦駅に隣接する当社所有地を一部開放し、ミニ公園を設置しました。
公園の名称は従業員から募集し、「海芝公園」としました。
なかなか、東芝さんも素敵なことをしますね。
公園にはベンチもあって、海を見ながらくつろぐことができます。
潮風に吹かれながら缶ビールとかクイッとやれば最高かも。
最後に
この時は、電車が折り返し運転して、再び出発するまで15分でした。滞在時間としては15分で十分です。それ以上現場にいても、逆に持て余してしまうかもしれません。
鶴見駅近辺で、少し時間が空いたら、ミニミニ旅行としての海芝浦駅、考えてみてもいいかもしれません。