歴史探偵

趣味の歴史、地理ネタを中心にカルチャー全般、グルメについて書いています。

広島の夜を放浪して串カツ田中に行った話。

串カツを(あまり)食わない串カツ田中。

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夜の街を放浪して串カツ田中に入る

8月6日の夜。

自分が住んでいる広島では、言わずもがなの原爆投下の日ですが、この日は原爆と全然関係ない、次の日までに作らないといけない資料と格闘して、気がつくと23時を回っていました。

資料作りに疲労困憊…とまではいかないけど、そこそこ疲れたので、今日は飲みに行こうと、夜の街に繰り出しました。

ただ、自分の職場は広島でいうところのビジネス街。周りに遅くまでやってる飲み屋がありません。23時か、遅くてもせいぜい24時まで。

どこかに開いてる店はないものか、と結局、流川(ながれかわ)という広島一の(というか中四国一の)歓楽街まで歩いてしまいました。ここまでおよそ15分です。

でも、この大きな歓楽街でも自分のアンテナに引っかかる「これだ!」という店がなかなか見つからず、良さそうと思っても、あまり冷房の効いてなさそうな、開放的なところばかりで(歩いて暑いので、キリッと冷房の効いたところで飲みたい)、結局選んだのは串カツ田中でした。

 

そうだ!串カツ田中なら“串カツ以外”も食べられる

その日は串カツを食べたかったわけでなく、どちらかといと刺身とか生肉なんかを食べたかったんですが、その時、ハタと「串カツ田中に、ユッケあったな…」と思い出したのです。

あと、串カツ田中だったら、だいたいどういうフードやサービスがあるか分かってるので、その時は、初めての店に入るという冒険感より、安心感を選んでしまった。初めての土地で昭和喫茶的な店を選ばず、ドトールorスタバでコーヒー頼むようなものですね。

 

とにかく生肉的なものを欲する

お店に入ると、禁煙席と言ってカウンターに案内されます。

「あれ、串カツ田中って店内禁煙じゃなかったっけ?」と思いましたが、広島ではそうではないのか…。

聞いてみると、2階は喫煙席、1階は禁煙席とのこと。フロアが分かれてることに安心します。

さて注文。生ものを食べたかったので、牛生ハムユッケ590円、そして、さいぼし590円を。

こちらが牛生ハムユッケ。

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ユッケの生肉を舌の上にのせ、麦焼酎で脂身溶かしてると、ほんと美味しくて幸せ…。「これが食べたくて、今夜はここに来たのだ」と再確認。

そして、こちらがさいぼし。

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さいぼしとは、馬肉の燻製のことだそうです。

お店のメニューの紹介文を引くと…

河内の特産物  馬肉の燻製

しょうが醤油やお好みで七味をかけてお召し上がりください

 とあります。

ニンニクとショウガが添えられていて、良いアクセントに。これも焼酎とよく合う。

そして、健康のこともちょっとだけ考えて冷やしトマト350円も。

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串カツ食わなくてもけっこうイケルるのが、串カツ田中です。

 

結局、串カツは頼んだのだが

とはいえ、一通り、生っぽいものを注文したらやはり串カツも頼みたくなって、頼んじゃいました。

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牛カツ、タマネギ、ハムカツ、うずら、たらこ、生麩田楽を一本ずつ。

さすがの安定の美味しさですし、お腹も満たって、良いです。

 

串カツ田中は安く飲める。ただし焼酎以外は

串カツ田中はハイボール飲んでるとほんと安く飲めます。

チンチロリンハイボールというシステムがあって、サイコロ2つ振って偶数が出たら半額。奇数でメガハイボール。ゾロ目が出たらなんと一杯、無料です。

ちなみにこれがメガハイボール

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でも焼酎だけは一杯499円と割とふつうの値段なんですよね…。

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こんな感じで、量もふつうですし。

全然高くないんですけど、他が安いだけにちょっと価格が目立ってます。

 

“かすうどん”にも挑戦してみた

串カツ田中で、串カツと並んで“ウリ”のメニューとされているかすうどん640円。

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かすうどんの“かす”とは、油かすのことだそう。再びお店のメニューの説明文を引いておきます。

大阪、羽曳野で作られた油かす

余計な油分を落とし、旨みを凝縮させたホルモンを「油かす」と呼びます。高タンパク、低脂肪、コラーゲンたっぷり。

大阪ではお好み焼きやおでん、色々な料理の隠し味に使われます。

 ホルモンのことを“油かす”というのは知らなかった…。この“油かす”がうどんにコクを与えています。とろろ昆布のダシも滲み出て、それもまたよし。

 

最後に

串カツ田中。どの店でも接客も丁寧で前からファンですが、こちらのお店も満足でした。

お会計は現金のみなんですが、スタッフの方の話によると、間もなくクレカも使えるようになるとか。そうなるとますます嬉しい。

串カツ以外でも使える串カツ田中。皆さんも、なかなかお店が決まらないとかの選択肢に入れてみては!