山手線沿線にして、圧倒的なリラックスを提供する。
鶯谷にわざわざ行きたくなる!
あんまり用事のない駅、山手線の鶯谷駅。お隣の上野には、動物園だの美術館だのに用事があって、ちょいちょい行く、という人はけっこういると思うんですが、鶯谷に降りたことがない、という人はけっこう多いのでは。
鶯谷に用事がない、というのはデータにも現れていて、一日の乗車人数は、24,611人と、山手線の駅では最少だそうです(2016年)。
でもそんな鶯谷に、自分としては、”わざわざでも行きたいぞ!”というスポットを見つけました。それが銭湯「ひだまりの湯 萩の湯」。
たまたまネット記事からその存在を知り、上野界隈で、3時間の空き時間が生じる日があったので、行ってみたら、たいへん素晴らしい施設でした。ここを目的に鶯谷に来てもバッチリお釣りがもらえるくらいの満足度。レポートしてみたいと思います。
鶯谷からは歩いて気にならない距離
鶯谷駅からは徒歩3分程度。まったく苦にならない距離です。周囲にはラブホテルなど立ち並んでいて(鶯谷は山手線屈指の、デリヘル風俗タウンとされている)、何とも言えない猥雑さが溢れています。東京は駅ごとに、まとう雰囲気が全然違うのが本当に面白い。
萩の湯に到着。
エントランスに、施設が写真付きで紹介されているのがいいですね。サービス精神を感じます。
中にはコインランドリーがありました。
お風呂入っている間に、洗濯できるやん!という意図でしょうか。お風呂とコインランドリー。良い取り合わせな気がする。
料金はレンタルタオル含めても安い!
2階のフロントで靴を預けて、チケットを買って、受付を済ませます。
料金は460円。安い…。この金額ならあまり躊躇せずに出せます。
バスタオル・(体洗い用の)ナイロンタオル・小タオルの3点セット揃ったレンタルが70円。安いなあ…。スーパー銭湯だったら200円くらいはしそう。
様々な味わいを楽しめるお風呂
脱衣所では競馬中継が
ビル内は3階が男風呂、4階が女風呂と分かれています。フロアで分かれているのは、女性にとって安心材料な気も。
脱衣所行ってみると、おそらく地元であろうオッチャンがたくさん。その日が日曜午後、というのもあったんでしょうが、備え付けのテレビでは競馬中継が流れていました。さすが、人の欲望に忠実な鶯谷!って感じです。
それぞれのお風呂 ひと言コメント
2月後半の日曜の午後。混雑程度は中くらいでした。人がギュウギュウが困る、という感じでもないですが、ガラガラでお風呂独り占め、というのでもない感じ。
それぞれのお風呂についてコメントを伏しておきます。
- ジェット風呂…吹き出してくるジェットが快感。温度も最も適度な感じ・
- 炭酸泉風呂…ぬるめ。室内にあるが、長く浸かっていられる。
- 岩風呂…半露天になっている。温度もぬるめで、炭酸泉風呂よりさらにゆるゆる浸かっていられる。風呂の前には、外気にさらされながら座っていられるスペースもあり。
- 高温風呂…薬草風呂でもある。が、熱すぎて、自分があまり浸かっていられなかった。でも、逆にぬるい風呂が物足りない人にはいいと思います。
- サウナ&水風呂…自分はサウナ苦手なので、行ってません。スイマセン…。
お風呂の効能については、公式HPにより詳しいので、見てみてください。
自分が風呂がぬるめが好きなので、かなりリラックスできました。
また浴槽の壁には、銭湯を紹介するマンガや、次のお風呂のキャンペーンポスター(例えば「ボンタン風呂」)などが幾つも貼ってあって、経営者のサービス精神をすごく感じました。
やはりお風呂は"新しい"がいい
こちらの「萩の湯」、オープンしたのは2017年5月。まだ2年経ってません。それだけお風呂も新しくて気持ちいい。やはりお風呂とかホテルとかは新しいのがいいですねえ。
お楽しみはやっぱり…ビール!
お風呂に入ってカラダもホカホカしたところで、お楽しみは、というと、やはり冷えた生ビール。こちらの「萩の湯」では2階の「食事処 こもれび」でいただくことができます。
生ビール500円、ハムカツ390円。このちょい飲みがたまらない…。
日曜16時。さほど混んでもおらず、隣の席に荷物を置いても余裕でした。
ただ、17時を過ぎてくるとけっこう混んではきましたが…。
最後に
山手線の駅からわずか徒歩3分で、郊外のスーパー銭湯並みの設備でお湯に入れる「萩の湯」。しかも料金460円!行くのに時間がかからないという意味でも、料金安い、という意味でも、かなりコスパがいいスポットだと思います。
都内でサクッとほっこりしたいと思ったら、ぜひ試してみてください。
それにしても、平日の昼とか行ったら、サボってるサラリーマンとか多そうだな…。