歴史探偵

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羽生結弦 ショートプログラム+フリー 実況コメント まとめ

ぼくらはいつも、名実況を待っている。

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フィギュアスケート実況のNHK鳥海貴樹アナウンサー

その実況は、こちらを昂ぶらせてくれる名調子。まとめてみました。

※本田)とは、解説の本田武史さんのコメント部分です。

ショートプログラム

(演技前の練習が終わって)

今、6分間練習が終わりました。

いよいよ勝負の時です。

オリンピックチャンピオン・羽生結弦

大ケガをしました。

その復活具合はどうでしょうか。

日本中が、そして世界が、羽生の動向を気にしています。

(羽生選手がリンクに登場)

羽生結弦が戦いの場に戻ってきました。

3ヶ月前に足首を傷めて、リンクを離れることを余儀なくされた羽生がどのように復活を遂げるのか。

世界中が見つめています。

オリンピック2連覇に向かって最初のショートプログラム

ケガの前に世界最高得点を出したプログラムです。

(演技が始まる)

ショパンのバラード、第一番。

 

練習では成功させました4回転サルコウ

 本田)4回転サルコウ

決まった〜!

 

この後は得意の、トリプルアクセルです。

本田)トリプルアクセル、余裕がありましたね〜。

 

そして4回転、もう一つ。

本田)4回転トウループトリプルトウループ、決めました!

完璧だ!

 

本田)コンビネーションスピン。 

(演技が終わる)

帰ってきました!

強い羽生が戻ってきました!

なんという精神力…。

なんという高い技術…。

羽生結弦がパワーアップして帰ってきました。

やはり彼は王者でした。

異次元の強さです。

 本田)ただすごいとしか、言いようがないですよね、これだけ完璧な演技が。

本当に彼は2ヶ月間、氷の上にのれなかったんでしょうか。

信じられません…。

フリー

パトリック・チャン選手の演技が終わって)

いよいよ次は羽生結弦です。

連覇に向かいます。

今日4回転ジャンプ、4回飛ぶ予定にしています。 

フェルナンデスに4点あまりの差をつけてトップ、羽生結弦 

 

パトリック・チャン選手の演技のふりかえりがあって)

ショートプログラム

想像をはるかに超える力を見せつけました王者、

羽生結弦

 

ソチオリンピックで金メダルをとりましたが、

フリーでのミスを取り返すために4年間戦い続けました。

66年ぶりの連覇のために選んだ曲は「SEIMEI」。

魂が揺さぶられる4分半です。

 

(演技が始まる)

最初に飛ぶのは4回転サルコウ

4回転サルコウ、綺麗に決まりました。

次は4回転トウループ

本田)4回転トウループ、余裕がありましたね。

本田)トリプルフリップ

本田)フライングからのコンビネーションスピン。

 

本田)ステップシークエンス。

 

(音楽が静かに。演技が後半に)

後半です。羽生の体力は大丈夫か。 

本田)4回転サルコウ、4回転トウループ

決めました〜!

次が最後の4回転…。

 

本田)4回転トウループ

 

本田)トリプルアクセル、シングルループ、トリプルサルコウ

ここを3連続にしてきました。

 

 

本田)トリプルループ

ジャンプはあと一つ!

本田)トリプルルッツ

耐えた!

 

 

本田)コンビネーションスピン。

 

(演技が終わる)

これが王者です!

王者の滑りです!

圧巻の強さ!

 

4か月ぶりの公式戦。羽生結弦、輝きました。ケガとも戦った4分半が終わりました。

やるべきことをリンクで見せてくれました!

  

すごい男ですね…

 本田)いや〜強かったですね…

 

こうやって書き起こしてみると、鳥海さんは演技中はあまりしゃべりませんね。演技の緊張感をあくまで大切にしているもよう。この辺りは民放のアナウンサーと比較してみても面白いかも。

あと鳥海さんは”王者”という言葉をよく使います。でも確かに、ショート、フリーともに羽生選手には誰がどう見ても”王者の風格”が漂ってました。

最後の”すごい男”という表現。この”男”というワードもあまりNHKのアナウンサーは使わない気がします。それだけ羽生選手がアナウンサーを興奮させたのかもしれません。