歴史探偵

趣味の歴史、地理ネタを中心にカルチャー全般、グルメについて書いています。

代々木駅すぐ・古民家アジアン料理〜炭火焼アジアン酒場アローイ兄弟〜

古民家は確かに落ち着く。

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代々木駅すぐ「ほぼ新宿のれん街」

ある休日の夜、妻と「今夜はタイ料理の気分かな…」という話になり、最寄りの代々木駅周辺でお店を検索すると、ヒットしたのが「炭火焼アジアン酒場アローイ兄弟」。

 

この少しフザケたようなネーミングに何となく肩の凝らなさそうな気楽さを感じ、行ってみることにする。

 

マップによると代々木駅から徒歩2分。山手線のガードをくぐってドコモタワー方向にてくてく歩く。

「え?こんなところ入るの?」というくらい細い路地を入っていくと、民家風の建物の中に居酒屋がいくつも入っている不思議なスポットを発見。

あとあと調べてみると、ここは「ほぼ新宿のれん街」という、古民家7軒を丸ごとリノベーションして2017年3月に誕生した飲食スポットなのであった。

※「ほぼ新宿のれん街」公式ホームページ

www.hobo-shinjuku.com

 

そのうちの一軒が今夜のゴール「炭火焼アジアン酒場アローイ兄弟」。外観はこんな感じ。

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近未来感あるドコモタワーと昭和の住宅のようなお店とのコントラストが面白い。

 

ゆるい古民家にゆるいアジアン

さて、お店に入る。その日は5月3日(祝)というGW後半初日の夜だったが、お店の席は3分の2ほど埋まっていた。ネット情報だと平日はサラリーマンでけっこう混んでるらしい。駅からのアクセスはバツグンなので無理もないところ。

店内は一階と二階に分かれており、自分たちは二階に通された。メニューと値段はこんなラインナップ。

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とりあえずビール!というところだが、兄(大容量700ml)→850円、弟(通常)→500円の2種類があった。どうせ2杯以上飲むだろう、ということで、大容量の兄を頼む。

 

運ばれてきたジョッキ。確かにデカイ!

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一杯飲んで落ち着いたところで店内を見渡してみる。窓の鍵など、30年くらい前に見たことあるなあ…と思った、クルクルネジを回して閉めるタイプ。

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棚もDIY感が半端ない吊られ方である。

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でもその手触り感がなぜだか落ち着く。ゆるくビールでアジアン料理を楽しむなら、建物もゆるい方がサマになる気がする。あと、本物の古民家をリノベしているので「雰囲気だけ古民家ふうにしました」みたいなハリボテ感はあまり感じない。

 

簡単にいくつか料理の感想を。

こちらは「セロリパクチー」。さわやかな優しい酸っぱさ。

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「アジアンもつ煮」。さっぱり塩味のもつでした。 

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こちらは「40代の唐揚げ」と名付けられたもの。

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「20代の唐揚げ」「30代の唐揚げ」というのもあって、年代が上がるごとにカレー粉がたくさんかかっているらしい。年取ると加齢臭が増すからだとか。つまりダジャレである。でもカレー粉が増えても値段は変わらないので、「40代の唐揚げ」をチョイスする人が多いそうだ。

 

若めの店員さんがとても元気よく感じよく接客をしてくれた。酒も大容量ジョッキがある分、リーズナブルな価格で飲めると思います。気取らず、駅近でアジアン料理楽しむときには使えるお店ではないでしょうか。

 

※お店もアクセスはこちらをご参考に。

炭火焼アジアン酒場 アローイ兄弟|ほぼ新宿のれん街公式サイト

 

追記①京都に似たような居酒屋あった。

京都に住んでいたころ、ちょいちょいお世話になっていた「居酒屋ニュー大文字」。経営母体は全然違う(と思う)けど、木造感ありありの民家ふう建物、若くて元気のいい店員さん、リーズナブル価格設定のフードなど共通点があった。このお店が合う人なら、「居酒屋ニュー大文字」も合うと思います(今回のお店に入って思い出したので書いてみた)。

※「居酒屋ニュー大文字」のアクセスはこちらをご参考に。

https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26019585/

 

追記②あえての"古さ"はやはり流行りなのか?

先日、オープンしたての「東京ミッドタウン 日比谷」に行ってみた。その一角に、同じ空間の中で居酒屋、昭和ふうの理容店・雑貨店などが同居している「HIBIYA CENTRAL MARKET」(ヒビヤ セントラル マーケット)というスペースがあった。

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超モダンな高層ビルの中にオールドデイズ感を強調したこのような空間があること自体は面白いと思ったけれど、ちょっと狙いが見え透いてて、落ち着かなかった。それに比べるとこの「ほぼ新宿のれん街」は、ほど良いくらいに古民家のホンモノ感を感じることが出来ますね(ま、本物の古民家をリノベしたらしいので当たり前といえば当たり前だが)。

  

※代々木といえばこちらの中華もおススメです。

www.rekishitantei.com