歴史探偵

趣味の歴史、地理ネタを書きまくろうと思っていたら、仕事柄どうしてもTVの記事が多くなる今日この頃…

永里優季選手のように"トカゲ"になれるか

考えに考え抜いた結果は必然的に”個性”になる

f:id:candyken:20180120111158j:plain

自分はそこまで女子サッカーに詳しいというわけではない。

でも、あるとき永里優季選手(30)のツイートが流れてきて「面白いことを言う人だなあ」と思って、以来、彼女の存在が気になっていた。

永里選手は元なでしこJAPAN。代表ではあの澤穂希選手に次ぐゴール数を誇る日本を代表するストライカー。現在はアメリカでプレーしている。

 

その永里選手のツイートだが、例えばこんな感じ。

「なるほど、それはそうかも…」という納得のひと言。アスリートじゃない自分みたいな人間にもしっかりと刺さる。自分の肉体で考え、自分の言葉で表現する人。元陸上選手の為末大さんもツイートでよく鋭いことをつぶやいているけれど、それに通じるものがある。

 

その永里選手が NHK「グッと!スポーツ」に出演されていた。番組の中で永里選手の練習方法が幾つか紹介されていたが、どれも驚くほど個性的でとても興味深かった。

 

幾つかあげてみると…

 

上半身と下半身をつなぐ筋肉を鍛えることで、結果が足が速くなるそうだ。でも見た目がかなりヘンで、番組内でアンジャッシュの児島さんに「通報モノだよ」と言われてた。

  • 買い物するときは、小指&薬指&中指の3本の指で買い物カゴを持つ

小指&薬指の2本の指が肩甲骨につながっているので、自然に肩周りのトレーニングになる。

  • シャワーを浴びるとき肩甲骨を大きく回すように腕を使って頭を洗う

 上下左右に大きく腕を回すことで、肩甲骨周りのトレーニングになる。永里選手は肩甲骨をかなり重視。肩甲骨は股関節ともつながっているので、サッカー選手にとって肩甲骨は意外と大事なのだという。

 

超個性的なトレーニングだったり、ふだんの生活の中でどうやって自分の能力を向上させるか、という永里選手なりの独自のメソッドだが、どれも「なぜその方法を取り入れるのか」という理由付けが明確で、 感心してしまう。

 

永里選手のトレーナーの方は「自分よりもヒトの身体について詳しい」と舌を巻いていらっしゃった。きちんと理論を学んだ上で、自分の身体で実際に試し、効果がありそうなものだけ取り入れていった結果、このような非常に個性的なメソッドになっていったのだろう。

 

本の学校の部活動とか没個性的というか、皆で同じ練習をすること時間が大半だと思う。自分で考えるより「与えられた練習を、与えられた時間こなす」というような。チームで動きを合わせる全体練習ももちろん大切だとは思うけど、本来人間の身体はひとり一人違うはずなので、身体トレーニングなどもっと個性があっていいように思う。

 

自分で考えるより周りに合わせる…。みんな一緒が美徳なので全体練習が多い…。日本人特有のそういった事情があるような気がする。

 

それぞれが自分の個性を存分に活かす個人になり、それを監督が一つのベクトルにまとめることが出来たら強いチームになるんだろうな。

 

「石垣を作るように 人の個性を活かす」サイボウズ青野さんも講演の中でおっしゃっていた。主体的な個人とそれを活かす経営者(監督)。強い会社(チーム)を作るにはこの組み合わせが最高なんだろうけど、なかなかお目にかかれることはないですね。もちろん自分の会社も含めて。

candyken.hatenablog.com

せめて、永里選手のように”トカゲのトレーニング”が自分に合ってると思ったら、周りから見てかなりヘンに見えたとしても、それを貫く強さを、個人としては持っていたいところ。

 

自分で考え抜く思考力と、周りに流されない心の強さをがほしい。