歴史探偵

趣味の歴史、地理ネタを中心にカルチャー全般、グルメについて書いています。

テレビが苦手な理由

先日、テレビに関する勝間和代さんのブログを読んでて、我が意を得たり!というところがあった。

 

なぜテレビが苦手かというと、コントロールフリークだから、自分が視聴の内容とかスピードをコントロールできないもの、例えば、リアルタイムの放送を見ることが苦痛なんですよね。録画でギリ、くらい。

 

そうそう、わかる、わかる。膝を叩きたくなるくらいに。

テレビって一方的に、ある一定尺のコンテンツを 押し付けてくるから、しんどいんよね…。特にスマホが登場して以来、自分の手元で、自分の取りたい情報を、自分で取りに行くのが当たり前になったので、テレビ制作者の生理で情報を一方的に流されるのが苦痛。放送尺の間、じっとしていられない。すぐスマホをいじってしまう。

 

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自分も元々テレビ局で番組を作ってたけど、テレビのそういう「自分ではどうしようもできない、アンコントローラブルなところ」の嫌さ加減が募ってきて、試写(=ディレクターが編集中の番組内容をプロデューサーにプレゼン。必要があれば修正する)の時間座っているのが辛くなってきて、結局テレビの制作現場から、イベント的なものをプロデュースする職場に移った(ま、職場を移った理由はそれだけじゃないんですが)。

 

テレビ(特に地上波)の影響力低下が言われて久しいけれど、内容うんぬんの前に、テレビの「窮屈で自由のない伝達の形式」が忌避されてるんじゃないかな、と思う。だから自分は、テレビ局のコンテンツを制作する力は維持しつつも、もっと軽やかで開かれたコンテンツの伝え方、楽しみ方を模索していきたい。新しいことを始めることにつきものの、困難さとつきあいながら。